イタリア DINO 246GTSディーノ 246GTS

DINO  246GTS

車両解説

イタリアでは国家的英雄でルネサンス期のレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロと同等の芸術性を車の分野において確立し、車をアートの域にまで高めた世界的第一人者である創始者エンツォ・フェラーリ(ENZO・FERRARI, 1898‒1988)の長男、アルフレディーノ・フェラーリ(ALFREDINO・FERRARI, 1932‒1956、愛称:ディーノ)が生前開発に関与した、V型6気筒エンジン搭載。フェラーリ初のV6、フェラーリ初のミッドシップエンジン。
ディーノが病気により他界した直後一時期エンツォは、レースへの情熱を完全に失ったとされる。
ギリシャ彫刻ミロのヴィーナスを彷彿とさす造形美。
「速い車は美しくなくてはならない」というエンツォの理念のもと、無機物なのに、まるで魂を持つ生き物の様な“神がかり的”な車をこの世に降臨させた。
自然界に存在する造形美。女性のボディラインをモチーフにした曲線美。隙のない究極のデザイン、今の高級エキゾチックカーを取り巻く環境、文化、価値、マーケットの礎を創造した。
有史以来、歴史に名を残す美女“マリリン・モンロー”の顔も美しいとされる比率“黄金比”に基づくとされる。フェラーリの美しさは、マリリン・モンローが赤いボディーコンシャスドレスを着て道路に横たわっている様である。
旧約聖書ではアダムとイブが「禁断の果実」を口にして人間が始まったとされる。今現在全てのスポーツカーは大なり小なりフェラーリの影響を受けていると言っても過言ではない。フェラーリに似た車は世界中に沢山あるが、エンツォ生前のモデルのフェラーリが何かに似ている事はない。

年式
1972年
生産国
イタリア
全長/全幅/全高
4,240mm / 1,700mm / 1,135mm
車両重量
1,080kg
エンジン
65° V6 DOHC 2,419cc 5MT
最高出力
195ps / 7,600rpm
最大トルク
23.0kgf·m / 5,500rpm
生産台数
1,274台
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