車両解説
リンカーン・コンチネンタル・マークV(ファイブ)の中でも希少な「タウンクーペ」は、1969年のコンチネンタルシリーズ第3世代にあたるモデルである。
フォードがこれまでに販売した車の中でも、最も全長の長い2ドアクーペとして知られている。
タウンクーペの特徴は、コンチネンタル伝統のリアトランク上のタイヤハウス(いわゆるコンチネンタル・ハンプ)を持たない点にある。
この仕様は本国アメリカでも極めて珍しく、日本ではほとんど目にすることのないレアモデルだ。
その圧倒的なスケール感と存在感は、まるで「シロナガスクジラ」のようである。
- 年式
- 1978年
- 生産国
- アメリカ
- 全長/全幅/全高
- 5,910mm / 2,050mm / 1,450mm
- 車両重量
- 2,250kg
- エンジン
- 90° V8 OHV
- 最高出力
- 210hp/4,200rpm
- 最大トルク
- 48.4kg/2,200rpm
- 生産台数
- 13,348台
