車両解説
W114型は、W116型の下に位置するメルセデス・ベンツの中型サルーンであり、戦後初めて新しいサスペンション設計を採用した量産モデルである。
ツインカム直列6気筒エンジンは、小気味よいツインカムサウンドを響かせながら軽快に吹け上がり、その洗練されたフィーリングは50年前の車とは思えない完成度を誇る。
まさに、自動車を発明したメーカーとしてのメルセデス・ベンツの凄みと歴史を改めて感じさせる一台だ。
このモデルの品質と耐久性は驚異的であり、ブラジルのタクシー運転手がメルセデス・ベンツ240Dで走行距離650万キロを記録し、メルセデス本社から表彰された。
そのオーナー自身が、幾度もエンジンのオーバーホールを行いながら愛用し続けたという。
- 年式
- 1975年
- 生産国
- ドイツ
- 全長/全幅/全高
- 4,680mm / 1,790mm / 1,440mm
- 車両重量
- 1,350kg
- エンジン
- L6 DOHC 2,746cc 4AT
- 最高出力
- 158hp/5,800rpm
- 最大トルク
- 22.6kg/4,000rpm
- 生産台数
- 25,000台
